2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧
宇宙戦争を皆で観て来たら、F橋さんが「これってブラックホークダウン*1なの?」と言った。 見事だ。 BHDみたいなことをやってきたからBHDみたいなこともされる、という因果が通る気がしないでない。 日本の怪獣映画的な、自分たちに責任のない一方的な被害…
たいがいのやりとりにおいて、持っている情報をなにもかも喋っていてはコストがかかる。コストを低減するためにプロトコルを使うという手がある。細かい定義や文脈やらをパッケージにして共通の前提とし、省略する。その場合、そうしたプロトコルを制定し、…
昨日、無敵の愛の伝説/呪いについて触れたが、呪いは無敵の愛にかぎらずたくさんある*1。呪われるからといって伝説や観念をかたっぱしから潔癖にぜんぶ削っていくと、肉体しか残らない。われわれは複雑不可逆奇々怪々に組み上がってはいるが、肉体は生物学的…
最近のイマジナリー空間の動向。 イマジナリー空間とはわれわれの文化、特に現在進行中で受け手がたくさんおり、盛んに読み聞きされているものをいう。 例:「ツンデレとは被愛妄想のイマジナリー空間版である」 ■EBM内06月07日付 ナイーヴ・テルミー・テル…
18禁エロゲー『沙耶の唄』(ニトロプラス)をやった。こいつは素晴らしい。3000円、3時間、2選択肢、3エンディング。フルボイス演技良好。 主人公は手術の後遺症で、まわりの人間が醜悪な肉塊の、怪物に見える。しかし一人、ヒロインである沙耶(さや)だけ…
作品の話をして、最後に、人々が堕落している、と言って締めるのを禁止。 ・作品はいいんだけれど、ファンが堕落しており気に食わない。 ・これは良い作品だが大部分の読者にはただ消費されるだけだろう。まったく、堕落している。 ・悪い作品だ。これが受け…
まず定義から、と語りを始める人がいますが、おおまかに言って、誤りです。理屈や感想を語る場合には、定義をほかして始めるほうが、味の良い出だしになる場合が多いです。 まず厳密に定義をかためた概念を土台において、そこから演繹的に話を伸ばすという手…
「こんにちは、先生」 「彰宏君。こんばんは。何をしているの」 「俺の屍を越えてゆけというプレイステーションのゲームの解説作りです。」 「名前は知ってる。俺屍(おれしか)、というやつね。RPGだっけ?」 「はい。2年弱で急激に成長・死亡する呪いをか…
去年やった『俺の屍を越えてゆけ』のプレイ記録4枚: 家系図 親神、生没年月(※年の下二桁+月二桁表記)、職業など。31人13世代。直系主義で構成されている。 月記録1 出撃先ダンジョン、出撃者、その出撃の狙いやメモ、月末時点での所持奉納点など。 月記…
真善美という単語があるが、これが一単語であることにだまされがちなので危ない。真実と善良と清美という三つの性質は、あまり一致しない。良いことだからほんとうのことだとか、正しいから美しいものだといった理屈のつなげかたは、うっかりやってしまいが…