指輪世界の第二日記。基本的に全部ネタバレです。 題名一覧 最近のコメント プロフィール Twitter

〜俺マトリックスレボリューションズのあらすじ〜

〜俺マトリックスレボリューションズのあらすじ〜

 最後の決戦のときがせまっていた。戦闘準備の描写を通じてザイオンの構造を説明。上から、ドック-大風孔-司令部-レクリエーション施設。この最下部の施設にガキたちを連れてきてシャッターを閉じておく。

 ザイオンの精鋭10人組(ザイオンの裏手にある中国奥地秘境でオラクルの訓練を受けていて、トリニティの一枚下ぐらいの戦闘能力)をひきつれたネオトリモーはマトリックスにログインする。目指すはホワイトハウスの地下100kmに保管された<ソース>だ。

 しかしそれを阻止するため、SCIA(スーパーCIA)はアメリカ全土の通信網をシャットダウンした。大混乱に陥る合衆国。黙示録の暗闇のなかでロウソクの灯りのまわりに身を寄せ合う人々の不安な表情。

 「ログイン可能な端末のなかで、もっとも<ソース>に近かったのが、ここよ」というわけで大西洋上の豪華私有ヨットを制圧して戦闘能力をプチ披露し、西を目指すネオトリモーたち。しかし、当然罠が待ち受けていた。立派な軍人さんたち率いるアメリカ空母任務部隊である。


・要撃戦闘機群vsザイオン超人軍団の空中戦(ストライクイーグルvsデザートイーグル

・イージス・システムを分身の術で飽和攻撃する超人ども

・的確に防御指揮をとりつつ、心中むちゃくちゃ動揺しているCICの士官たちの萌え演出(監修:トム・クランシー)。一方、ひとりまたひとりと力尽きていく超人たち

 ちょいとばかしこの世の真の姿を知ったからっていい気になってもらっちゃ困る。アメリカのまじめなおじさんたちが築きあげてきた世界最強の軍事機構は、そう易々とは負けん! スタンダードミサイルとファランクスで叩き落してやる! プロフェッショナルの格好よさを見せつけつつ、しかしその奮闘もやがては突破され――

 ついに空母に超人が着弾する。火災が発生し、ダメージコントロールでてんやわんやになる水兵さん。その中で一人、艦長がゆっくりと立ち上がり、ネクタイをゆるめた。「私が、出ねばなるまい……」

 艦長はザイオン超人数人をいきなり屠る。ネオとトリニティを水兵の火線で釘付けにして、空母甲板上でモーフィアスvs艦長の一騎打ち。

 いっぽう、機械の大攻勢を受けているザイオン。かっこよく勢ぞろいしたバルカンパワーローダーは即壊滅。大風孔周辺は屠殺場と化す。司令部にまで到達した機械どもはえらそうな評議員たちをかろやかに一掃。生き残りの兵隊(含16才)は、絶望的な小火力で最下部施設へ続く通路の防御戦へ移行する。

 チェサピーク湾に幽霊船のように空母が漂着。異様にしずまりかえったビルの街(ワシントンに高層ビル街が立ってたらいいのだが……)。やがてキャラキャラキャラ……と無限軌道の音が響き渡り、四方の街路にエイブラムスが現れる。空母艦橋で力尽きたモーフィアスを発見するエージェントを暗示する間接的表現。

 街はアメリカ陸軍のみなさんで一杯だった。要所の十字路に配備される戦車、ビルの間を縫って飛ぶヘリ、駆け回る歩兵の方々。地下水道から登場してビルからビルへと警戒網をくぐりぬけていくネオとトリニティの視点を使って、街と軍隊の絵面をうつしていく。楽しいね。

 首尾よくワシントンモニュメントまでやってきたふたり。そこへエージェントが単身、余裕で、舞台幕間の狂言回しのようにあらわれる。「さすがは さすがは かの高名なアンダーソン君でありますなァ! ……しかし」 モーフィアスのサングラスを取り出して、二枚のレンズを羽毛を握るようにごく軽くもみ潰してみせる。その瞬間


・プールを割ってあらわれる対戦車ヘリ10機(参考画像 リンカーンメモリアルから西を望む ワシントンモニュメントから北を望む

光学迷彩なみのカムフラージュをやぶって左右からでてくる戦車20台 装甲車30台

・歩兵400人が瞬時に展開してライフルを向ける

 なんかエージェントが勝利宣言を言って、「……撃て。」

 ネオ、震脚一発で舗装を放射状に畳返しして跳ね上げる。弾幕は完全に遮蔽されるわけではなく、依然大量の火線がやってくる。そこをブレットタイムシューティングゲーム/リンボーダンス的に跳んだりしなったりしてよけるふたり。

 よけおわったら、どうにかして瞬時に包囲陣をぜんぶたおす。「峰打ちじゃ。」

 ホワイトハウスの会議室で、最終防衛線壊滅の報に浮き足立つ補佐官達。その中で一人、大統領(ハリソン・フォード*hf)がゆっくりと立ち上がり、ネクタイをゆるめた。「私が、出ねばなるまい……」

 そればっかか。

 大統領(元彼)との前哨戦でトリニティはいったん敗退するが、その後とびだしてネオをかばって死ぬ。「わたしにも今わかったわ。こうならなければならなかったのよ」云々。

 ネオと大統領とのラストバトル。最初は直接の格闘戦。徐々にカメラが離れていきパンチやキックのソニックブームで周囲が壊れていく。やがて巨大な色違いの人型オーラシルエットの殴り合いにエスカレート(各身長数km)。ここに意味深なネオのモノローグポエムをかぶせる。戦うことや命や意志の意義について。そしてカメラはどんどん引いて、バトルオーラの余波はワシントン全地を壊滅させ、<ソース>と共鳴現象を起こし、天に雷、地に洪水、ハルマゲドンのらっぱが吹き鳴らされ、そして……地球は、ふっとんだ!!

 あれ? ここは感動するはずのシーンじゃが。大統領のキャラは日本人には難しすぎたんじゃろか。

 あと、ハルマゲドンのシーンに最後の絶望的な突撃をかけて死ぬ16才のカットを混ぜておこう。

 最後、シェルターからガキが2人出てきて、地面に横たわっている機械の触手をこわごわ蹴ってみて、動かないことを確認して安心して興味を失い、丘に登って荒れ果てた地上の広野の地平をみはるかす。と、ぶ厚い雲の、一瞬風で乱された箇所のむこうにうっすらと光円がみえる。「あれは何?」「俺知ってるぜ。あれは、太陽っていうんだ」雲がふたたびそれを覆う。エンド



 しかしこれだと、「お父さんたちが悪のアメリカ帝国をふっとばしてきてあげるから、サダトとアリファは家でよい子にしてるんだよ」という話になってしまうな。





[hf] ハリソン・フォード

「たまには悪役もやってみたいが、オファーがこない」(asahi.com

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