よつばと入院
伊藤「そういう物語性を担ってぶっ殺されてきたフィクション娘っ子ジャンルに対して、あずまきよひこ先生が爆発させたのが、娘っ子ののんきにくつろぐさま、餌食って満腹した猫が陽だまりでじゃれてるような光景を眺めているだけ、というジャンルなんだけど、自分が啓開したそのジャンルから、『よつばと!』ではもう一歩踏み出してると思うんだよね。つまり、眺めてるとこからさらに進めて、保護して育てて、節度ある隣の大人としてつきあえ、そういうのもいいもんじゃないかね、という」
早川「俺さあ、よつばって超死ぬと思ってたんだけど。」
一同「はあ?」
早川「いや、一話からすごい死にそうな気がしなかった? あれって夏休みなんだろ。夏の終わりに病気でさ」
一同「(何言ってんだこいつ……?)」
早川「『よつばと入院』『よつばとベッド』 ほら、あいつは無敵だとか、天使とか言ってたじゃん?で、そこに『あさぎとメロン』ですよ。”点滴なー。” それで『よつばと落ち葉』。もう号泣だね。くッ くくゥっ」
伊藤「もういいから! ”半分しんだ…””よつばちゃん!?よつばちゃんっ!?””ぜんぶ……しんだ” とかやらなくていいから!そういう話じゃないから!」
その後レンタルビデオ屋に行ってDVDの棚とかひやかした。
あずまんが当千
ちなみによつばスタジオの里見さんは電撃大王随一のインテリ(※褒め言葉)だと信じております。(第一日記2001年3月18日)
伊藤「戦争の道具だ。」
早川「悪魔の発明じゃ。」
伊藤「これがスチーム城だ!」
早川「これがスチームハウスだ!」
伊藤「スチームバルカンだ!!」
早川「スチームビーム!!」
伊藤「…やっぱスチームボーイの予告は最高に面白いな。」