クラーク先生じゃあまたね
アーサー・C・クラークが死んだ。享年90歳、先生、大往生ですね、お疲れさまでした。
何も失われてはいない。また玉著を紐解き、そこからなにかの着意を得るときも来るだろう。ミームっぽい考え方によれば、それはそのとき先生にお会いして、知恵を授かるということにほかならない。また毎日、携帯のGPSを使うとき、わずかずつそこにクラーク先生の影響がある。それはそこにクラーク先生がいるということだ。
そして、いつか、われわれが軌道エレベーターを作れたならば、そこでまたもう一度クラーク先生に会うことになる。先生はその頂で待っていて、「遅かったね」と笑ってくれることだろう。
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