よつばとアゴアイアンクロー
よつばと!第3巻を買いました。
早川(混沌協定):
「あさぎが超可愛い。
「ちょっと見では三姉妹のうち、あさぎがクレバー、風香が良性のバカ、恵那が分を弁(わきま)えた子供、という配当になっていると思えるかもしれない。たとえば、『肩たたき券だけに、凝ってる』という風香のぼけにアゴアイアンクローを入れるのがあさぎだし、その洒落を父親が繰り返して妻に伝えて、おやじ必殺技の一『洒落を聞いていなかった他人に繰り返して聞かせる』を決めたときに、にこやかな朝食の卓の中で一人死ぬのも、あさぎだ。
「しかしこのクレバーさは意識的に、後天的に、彼女自身の努力で獲得されたものなんだ。よつばの『敵か!? 味方か!?』というぼけを、『敵よ! やっつけろ!』と打ち流す場面を見ろ。瞬時にこの対応が出てくるのは、あさぎに本来、風香と同じだけのバカ力(ばかりょく)が備わっているからだ。
「彼女はその身の内に良性のバカを持って生まれてきたんだが、にもかかわらず、クレバーさを選び、そしてそれを修得して、人格の上層にかぶせているんだ。つまり、封印萌えだ。森博嗣の犀川助教授の場合、一番頭の良い人格の外側に層をかぶせていってるわけだが、その逆だな」
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