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装甲板をそれぞれ着込んでディスコミュニケーション

 劇場版Zガンダムの、双方ロボットに搭乗した父子が向かい合って


287 名前:通常の名無しさんの3倍[sage] 投稿日:2005/06/11(土) 21:42:05 ID:???

カミーユ『居た!神様が居るって信じたくなったよ。』

カミーユ『母さんはティターンズに殺されたんだぞ。

      小鳥の様にカプセルの中に入ったまま殺されたんだよ!』

フランクリン『ヒルダが小鳥になるか!』

カミーユ接触回線で聴こえたでしょう!』

フランクリン『お前は親に銃を向けるのか!』

カミーユ『母さんが死んだんだぞ!!』『・・・・・ああっ・・・バカヤロー!!』

バスク『戦争だな。』

 だいたい二言ぐらいずつやりとりに時差があり、惑星間通信のようなタイムラグでずれていて、ままならない。

 だんだんわかってきたが、雑に言って心身二元論っぽく、肉体の中に精神があって、その肉体越しにコミュニケーションしようとしてもうまくできていない、という構図が多い。ロボットが肉体でパイロットが精神とかそんな絵面。通信妨害や、他からの銃撃などによって言葉が短く区切られ、会話がかみあわない。

 他方、本来モノローグにされそうな心情台詞がコクピットという閉鎖空間で口パクで喋られるので、内語を主人公級キャラクターに限ることなく、多数の人物において描くことができる。そういうふうにコクピットを、いわば心理描写の地の文にしている。あれがロボット無しで人物+モノローグだとすると、おそらく、さばけるキャラクター数がぐっと減る。



 ディスコミュニケーションの基本は、言葉のスピードが状況の変化に上回られるというパターンだ。ロベルトの戦闘シークエンスの台詞で


『クワトロ大尉が乗っていないとわかったら (俺は戦闘をはじめちまっていいんじゃないか?)※わかったのはアーガマではなく、ロベルト

 アーガマも撃ち始めた (砲撃開始だ。やはり戦闘は開始なんだ。敵は?味方はどうだ)

 敵も味方もとっちらかっている (味方といえば、あいつはどうした?あのえーと)

 ガキはめちゃくちゃだ! (あのガキは…っていうか自分の思考が滅裂になった。何が主語だったっけ?もういい!)』

ロベルト、一人言ですでに追い付かずに逆切れ、なごんだ。



 こういうかみあわなさの芝居を、ああしたりこうしたりと積み重ねてばかりいるものだから、それと対比されるものとして、いきなりツーカーでわかりあえるテレパシー能力というのが出てくるわけか。





直撃を受けているのか!?内言葉が、走った!?〜劇場版Zガンダム名ゼリフ集〜

第一日記2002年10月03日コクピット内台詞

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