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ガンダムが地上攻撃機

 ガンダムに随伴歩兵のつづき。

 【ニコニコ動画Call of Duty 4 テクテク従軍記 part11 マイメモリー

 Call of Duty 4 ミッション8、テクテクさんの従軍記コメント欄のどよめきはそこそこ健全な反応なのだ。世の中は芸だけで回っているわけではないので、その接触*1では、ゆかいなだけでは回らない。


地上攻撃機パイロットくらい敵に憎悪されるものはない。戦闘機の掃射というのは一種の恐怖兵器なのだ。空から一瞬にして姿を現わし、一瞬にして消えていく神様のようなものだ。地上砲火に射たれたら、敵の軍隊からできるだけ遠くに降りるようにする。神様の座から落ちた者には、戦場のルールなど当てはまらない。

――ギャビン・ライアル『本番台本』


 空軍というものが墜落した乗員の救出に専門のチームを自前で持っているのは、ひとつにはそれが幾重にも訓練された高価な資材であるからだが、さらにはそれを捕虜交換を通じて回収できる率が低いからだ。非常に一方的に優越しているので、共感されない。105mm榴弾砲のターゲットサイトに人影を収めて高度3000メートルから引金を引いていたのだ。

 モビルスーツの照星に歩兵を収めさせる場合の構図もほぼだいたいこの絵面になるだろう。


「…将軍たちさえもわかってはいまい。ネッドのようなプロが戦隊を率いて地上攻撃をやるのを、見たことのあるやつは誰一人いないからだ。しかし、おれは見ている。おれはネッドが五機ひきつれて朝鮮の村落を攻撃したのを見ているんだ。ナパーム爆弾と機関砲だ。四十五秒たったら、村はあとかたもなくなっていたんだ。それが十機率いて、サント・バルトロメオのような人の密集した町を襲ったらどうなる。…」
――前出


(*1)世の中と芸の接触

 今日もイラクでは100の町に1600人の米兵が駐し、基地をグリーンゾーンと呼び検問所で守り、その外側をイエローゾーンと呼び検問所で守り、その外側をレッドゾーンと呼んで毎日パトロール隊を送り出していることだろう。その車輌の順路を予測して爆薬を埋め遠隔無線で爆破するゲリラがおり、時にM1A1エイブラムスさえぶっとばしてしまう(Youtube: ied+iraq)。車というのはいくら鉄板を載せてみても直下からの爆発を耐えるものではない。それでも兵士は可能な限り増加装甲を載せて、もっと十分な装備が必要だ、不十分な装備では出撃できないと言う。だから、自覚していないだろうが、そうした装備要求は間接的な出撃拒否なのだ。軍上層部はそれを承知していて、「意味無いのに…」と思いながらその時々で少しずつ予算を割いて、それらしい装備を支給していく。その予算が持つかどうかの戦いともいえる。

 そして、爆薬を収集・運搬・埋設しているゲリラを狙って、地上攻撃機が上空を巡航し、臨機射撃して屠っていく(Youtube: ac-130+insurgent)。

 IEDと地上攻撃機の戦い、そのそれぞれを動画サイトで見ることができ、ゲームとしてパッドやマウスで引金を引いてみることもできる。ライアル先生の筆から40年が経っている。

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